2019/09/23
昭和63年(1988年)のあさひ通信より。
あさひは10年をむかえ、運営も安定してきた時期です。
代表島充弘の弟である島幸雄さん、創業当時から支えとなってくれていた方です。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
島幸雄さんの逝去を悼んで
日頃は何かとあさひに対して温かいご協力をいただき誠にありがとうございます。秋ビナ500羽が入荷し、元気に育っております。稲の刈取りも無事に終了しました。しめじやしいたけも順調に発生しております。例年通りのあさひの秋です。
しかし、今年は違うのです…幸雄さんの姿が無いからです…島幸雄さんは、去る9月12日すい臓癌により急逝しました。明日で40才の誕生日を迎えるという、その前日。人の世ははかないとは言え、あまりにも早い年令の死…。私達は愕然としてしまいました。
あさひの10年間は、幸雄さんと共に歩んできた10年でありました。薬局を経営する傍ら、あさひにはボランティア的に殆ど毎日顔を出し、しいたけやトマトを栽培し、ブロイラー飼育に精力的に取り組んできました。今年も彼が丹精こめた完熟トマトはあちらこちらで評判でした。また、機械の修理や部屋の補修等の仕事もさりげなくやってくれましたし、青年達の良き相談相手でもあり、飲み友達でもありました。そんな幸雄さんの姿を再び見る事はできません。
でも、悲しんでばかりいては、幸雄さんも成仏できません。彼のやってきた事、やり遂げ得なかった事は、私達が必ずや継承してゆきます。
今はただ、安らかな眠りをお祈りするばかりです。
木下財団、昭和62年度助成金交付決定
「町営グランド利用者に対する売店の設置」
過日、木下財団より表記助成金の支給決定通知をいただきました。来春オープンにむけて、ぽつぽつ工事に取りかかります。この売店では、あさひや他施設生産物の直売コーナー・健康食品コーナー・手作り食品コーナー及びアイスクリームコーナーetc、よく部会計画を盛り込んでいます。ご期待ください。
また、キバツなアイデアをどしどしお寄せ下されば幸いです。
あさひの生産物を使っての食品加工を始めました!
今、あさひで最も力を注いているのが食品加工です。島武代さんが調理師免許を取得し、いよいよ本格的にスタートしました。あさひの生産物である鶏肉、きのこ、卵、トマトなどに手を加えて出来上がった物が、マヨネーズ・卵油・しいたけの佃煮・醤油漬けしめじ・トマトケチャップ・マーブルケーキ等々の加工食品です。なかでもマーブルケーキは好評を頂き、生産がおいつかない程の注文が殺到しうれしい悲鳴をあげております。食品加工部の今後をご期待ください。
<<「あさひ通信より 1987年(昭和62年)~NPOあさひのあゆみ~」前の記事へ
次の記事へ「宿舎建設に向けて燃えた時期 ~NPOあさひのあゆみ~」>>
© 2018 NPOあさひ All rights reserved.